プロジェクトストーリー

日本を代表する企業の未来づくりを担う。
1人でも多くの人が花開く社会へ。

グローバル展開する
大企業が抱える課題。

日本において、その名を知らない人がいないほど著名なメガベンチャーのA社。2005年ごろからアメリカ、ヨーロッパ、東南アジアと次々に拠点を拡大し、グローバルに展開を進めていた。社員が急激に増えていく中で課題になっていたのが、社内インフラや各種制度の整備だ。創業時からの社員、新卒採用や中途採用によって新たに仲間になったメンバー、M&Aによる転籍者など、社員の属性が多様化。国籍もまちまちでカルチャーも違う。全員が同じ気持ちで頑張れるよう人事制度の整備に着手したA社は、2010年にコンピテンシーを制定した。

プロジェクトがなかなかスタートできない。
焦る。

2013年夏。イー・ファルコンに1本の電話が舞い込んだ。A社からだ。内容は、「新卒採用の際に、コンピテンシーに基づいた評価ができるようなツールはつくれないか」というもの。この課題に、大橋と入社したばかりの涌井が挑むことになった。
大橋は、課題解決に向けて企画を立て、提案書を作成。先方の担当者にプレゼンした。すると、「もう一度、来ていただけますか。他の人にも聞いてもらいたいので」との返事。今度は10人ほどの人が出てきて、同じ説明をする。また違う日に違う人たちが出てきて一から説明をし直す。それが5回ほど続いた。なかなかプロジェクトに取り掛かれない。一方で、評価ツールの開発は「急ぎで」と言われている。「いったい、どうなるんだろう?」。先が見えず、大橋も涌井も焦燥感にかられた。
A社の人事部は50人を超える規模。採用や人材開発、タレントマネジメントなどの部門がある。グローバル共通のコンピテンシーを定めたはいいが、それをどのように採用に使っていくか、育成に生かしていくか、評価や登用に反映させるか、それぞれの部門で悩んでいた。全員がこのテーマに関心があり、「今回の取り組みにより、人材フローの一貫性を考えた仕組みができるのではないか」と期待していたのだ。何度も説明に行くことで、結果的にプロジェクトの全貌とその意義を、人事部全体で共有することができた。このことがのちに、プロジェクトが連続して立ち上がるきっかけとなる。

奇跡のような短期間での完遂。
その理由とは…。

2013年秋に、採用のための評価ツール開発のプロジェクトがようやく始動。まずは、コンピテンシーを行動として体現している社員のポテンシャルを探るために、ハイパフォーマーを抽出してもらい、適性検査をもとに分析を開始した。ところが、等級ごとに活躍する人材像が違うことが判明。階段のように連続していないということが分かった。
先方と協議を重ねて、「新卒人材が目指すべきは、真ん中のグレードの等級で活躍している人材像」と設定。彼らがコンピテンシーを体現できている要因を探り、新卒人材のポテンシャルを予測するモデルをつくる。それを選考ツールに落とし込み、キックオフからわずか半年後の2014年の3月に運用を開始した。
A社のコンピテンシーの中に「スピード&チャレンジ」という項目がある。プロジェクト中はとにかくスピードを要求された。また「コミットメント」という項目があり、先方の担当者も自分たちも「どんなことがあっても必ずやり遂げる」という強い意志で臨んだ。 大橋がフロントに立ち、新人の涌井はそれをフォローしていたが、スピードを持ってやり遂げるために、ときに涌井がフロントに立つこともあった。要求フェーズが高いため、プレッシャーも襲ってくる。しかし、「先方も社内も含め、チーム皆で同じ想いをもってやれていることがエンジンになった」と、涌井はプロジェクトを振り返る。

一つの成果が次の成果を生む。
そして、プロジェクトは続いていく。

A社には毎年100~200人の新入社員が入ってくる。彼らは共通の要素を持っているが、それが花開くかどうかは配属先によって変わる。評価ツール開発のプロジェクトの進行中に、配属の適性を探る別のプロジェクトが立ち上がり、同時に進めながら、こちらも2014年の3月に完成させた。
さらに、次のプロジェクトが続く。今までの開発は「早くに活躍し得る」という点に着目していた。しかし彼らが成果をあげるためには、職場に馴染んで「やる気を出せる」という点も重要だ。「自分が、なぜこの部署に配属されたのか」、別の根拠で示せるツールを開発して提示し、現在、運用に至っている。さらに…。
イー・ファルコンが提供したツールや仕組みで、採用から配属までの流れで生まれたが、一方では早期退職や休職の問題があった。退職する人はどういう人か。これまでプラス人材に目を向けていたが、今回は違った視点での分析になる。こちらは現在進行中だ。
「企業の未来をつくる人事部の活動。その観点で特に重要な新卒採用から、より花開く人材が選ばれ育まれる仕組みを創り、広げていくことに大きな社会的意義がある」。2人は、まだまだ続くプロジェクトに意欲的だ。

Works

仕事紹介

Entry Form

エントリーフォーム